2011年5月14日土曜日

さくらライナー

4月22日、さくらライナーに乗ってきました。以前製品化したように大好きな電車です。私の大学入学と同時に南大阪線にデビューした、まさに南大阪線のアイドルでした。アーバンライナーが「かっこいい」なら、さくらライナーは「かわいい」という感じの電車でした。私はどちらかといえばこの「さくらライナー」の方が好きでしたね。さて、そのさくらライナーの第一編成がリニューアルをし、GW明けには第二編成も工事に入ると言う事。今ならどっちも味わえる最後のチャンスともあり乗りにいきました。すでにリニューアルは知っていたものの改めて見ると「私のさくらライナーを返せ!」と言いたくなるような変貌ぶりです。登場後約20年でやっと「さくらライナー」と呼べる帯の色にはなりましたが…。
せめてスカートを残して、このフルフェイスのヘルメットのような塗り分けはやめて!
ボヤキながらもデラックスシートに乗って一路吉野へ。見た目とは逆に快適ではあります。

吉野では一本見送って次のさくらライナーに乗って帰ります。
これこれ!やっぱりイイ!
見た目は緑のグラデーションで登場時は「どこがさくらやねん?吉野杉ちゃうんか?」とツッコんでしまいましたが、夜見ると車内がほんのり桜色で、見た目ほんまの「さくらライナー」なんです。 画像もそんな感じに写ってますがどうでしょう?
思い出すのは冬の寒い日の大学の帰り、古市で乗ってる準急が特急退避してるとこいつがゆっくりと通過していくんです。車内は暖かそうなほんのり桜色。まさにスラムの子供が王様のロールスロイスを見るような気持ちでした。(笑)
いいですね、この椅子。まさにバブル期に作られた電車なだけに専用の椅子など贅沢な電車です。

これに乗って女の子と吉野へ遊びに行って、その後フラれたのも遠い思い出です。(古市といいフラれたといい今思えばなんか暗い思い出が詰まった電車ですな(泣笑))

それでも「さくらライナー」が大好きでした。廃車になったわけではありませんが、思い出のさくらライナーはこれまでです。今頃第二編成が魔の手にかかり改造手術を受けているのでしょうか…。
ありがとう、「私のさくらライナー」(笑)。
余談ですがさくらライナーが登場した1990年当時、新塗装にはなっていましたが6800系ラビットカーがまだ現役でした。夏休みに入るまでは急行や準急の増結として古市からよくつながっていました。冷房がなかったのでお客さんからは敬遠されてましたが、私は「元祖ラビットカーや!」と暑くても喜んで乗ってました。(笑)夏休みが明け、久しぶりに乗った南大阪線にはもう6800系の姿はありませんでした。
増結用の6850系は6855~6858の4両が冷房改造され6200系と5連で走っていましたが、前パンタから下枠交差の後ろパンタに改造されてずいぶん印象は変わっていました。でもモーターの音や激しく揺れる乗り心地で「やっぱり6800やな」と思いましたね。他にも数年前のイベントで6851が登場時の塗装にされ引退後も古市車庫の牽引車として数年間使われていました。模型的には「さくらライナー」と登場時の「ラビットカー」とかの組み合わせもありですが、ちゃんと時代考証しても新塗装の「ラビットカー」なら並べてもなんらおかしくないんです。
長くなりましたが、最後に「さくらライナー」、完成品でしたらまだご用意数本出来ますので気になる方はお問い合わせください。
価格は70000円です。室内の椅子を付けた仕様でしたら90000円、ライト点灯使用は130000円となります。
なお、リニューアル車はできませんのでご了承ください。

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