2011年1月23日日曜日

工作教室はじめます!

4月からミント神戸17階の神戸新聞文化センター(三宮KCC)におきまして「鉄道模型メンテナンス・テクニック講 座」の講師を始めることとなりました。まだ始めたばっかりでメンテナンスがわからない方から真鍮キットを組んでみたいがわからない方までありとあらゆる疑 問にお答えしていきたいと思っています。
スケジュールですが、3月27日に事前説明会を行いまして、4月から6月までの第2、第4日曜日の 朝10時~12時までの2時間の計6回、受講料は一回2100円×6回で12600円となります。教材は各自持ち寄りとなりますが、工具類など何を買った らわからない場合やキットを買いたいがどんな物がいいのかわからない方はこちらで購入してお渡しすることもできます。人数は5~最大で10名の予定です。
参加希望やお問い合わせは神戸新聞文化センター(三宮KCC)078-265-1100までお願いします。なお、細かいところは準備中ですのでお問い合わせは2月中旬以降がいいかと思います。
ミント神戸(このビルの17階です)

2011年1月22日土曜日

火傷

久々にやってしまいました。

少しわかりづらいかもしれませんが、両手の人差し指と中指です。水ぶくれではなく凹んでいます。

実はこれ、ハンダ付けではなく、昼飯にラーメン作ってた時にしたものなんですよ。アルミの器で煮込んで作る生タイプのやつを炊いている時にコンロ上で少し移動させたんですね。一瞬の事やし、ふきんで持つのがめんどくさいから素手で…。すると「じゅっ…」と音をたてまして即「あちちちち!」となりましてね…。ま、なんぼハンダゴテに気を付けても、火傷するときはするもんです。ちょっとヒリヒリしますが、明日になれば気にならなくなるでしょう。

2011年1月21日金曜日

とれいん2月号に掲載されました。

とれいん2月号発売です。今月から「大人の工作談義」再開しました。22年前の私の作品が載っています。改めて見るとめちゃめちゃはずかしいもんです。ちょっと濃いめの話題と合わせてご照覧ください。

2011年1月16日日曜日

窓ガラス2

12月の記事で紹介しましたが、今回はアフターケアです。

塩ビって静電気がおきて埃が付きやすいですよね!そこで!

パソコン用の除電ブラシで拭いてみました。





この後ティッシュで残った埃を拭き取ったら!

キレイになりました。

ゴム系接着剤

鉄道模型の仕上げには欠かせないゴム系接着材。ほとんどの方が使われて、ほとんどの方が「ええ~い!納豆やあるまいし、糸引いてうっとおしい~!!」という思いをされたでしょう。いや、されてるでしょう。そこで今回は糸を引かないゴム系ボンドの作り方をご紹介します。

用意するもの
ゴム系ボンド(画像の物は一番でかいやつですが、これは私が使う量がハンパやないんででかいだけです。アマチュアの方は使い切る前に固まったりする可能性大なので、普通サイズにしましょう) 、ラッカーうすめ液(!重要!マッハカラーや、画像のロックペイントなどのラッカーうすめ液を使ってください。クレオスやアサヒペンは不可です。ボンドが溶けません。マッハカラーが入手しにくい場合は、塗料屋さんでロックペイントのラッカーうすめ液の500mlをかってください。画像は1Lですが、このサイズぐらいなら特に問題なく売ってもらえるはずです。)、小瓶(東急ハンズで販売してるものでかまいません。画像のものはフラックスの入っていた50mlビンですが、似たようなものがあるはずなです) 、画像にはありませんがスポイト、竹串。
さて製作開始です。ビンにボンドを入れます。
2/3ぐらい入れます。
シンナーはスポイトでいれましょう。口から移すと「ドバッ!」と出てえらいことになります。

接着剤2に対してシンナーは1の割合が目安なんですが、薄め過ぎると接着剤としての効果が弱まりますし、濃すぎると糸を引く、微妙な調整は体験してもらわないとわからないでしょう。

竹串で混ぜて理想の濃度にもっていきます。使ってるうちにシンナーの成分が飛んでいく訳ですが、そうなるとまたこの作業をして薄めて調整していくわけです。

このビンの底についてるのはHOのパンタの箱のふたです。転倒防止のゴム系でつけてあります。廃物利用ですが、ビンはこうすれば安心してつかえますよ。別にふたでなくてもなにか適当な板で構いませんからお試しください。しかし画像で改めてみるとボロボロで汚いなぁ…。

さあ、実際使ってみましょう。GM製の床下機器を付けてみます。
シンナーで薄めてありますからちょっと多い目に塗るのがコツです。

上が塗り立て、したは少し時間の経過したものです。シンナー成分が飛べば普通のボンドです。
塗り立てはベトベトだったボンドもほら、糸を引く普通のゴム系にもどります。

あとは床板に貼るだけです。このボンド、最初は戸惑うかもしれませんが、慣れれば結構使えますよ!私はここ10窓年使ってます。ガラスもこのボンドで貼ってますが、今のところ外れたとかのトラブルはありません。もっとも10年前の車両がこれから外れるとすれば、それは接着剤の経年劣化でしょうね。これだけは神様でないとどうにもできない現象です。このボンドで付けたクーラーを外したところ、屋根の塗料ごと取れたぐらいの強度があります。最初はテストしながらになりますが、慣れるとあのうっとおしい糸引きから解放されますよ!

ちなみにこの薄める方法の発見、ボンドのキャップの部分がベタベタになったのでたまたまラッカーシンナーで拭いたのがきっかけです。きれいにとれたのでふち思い塗料皿で試したところ、たまたまうまくいっただけのこと。発見ていうのは色んな所にあるものです。もっともあとで模型誌のバックナンバーを読んでいたら同じことされてる方が何人かおられました(笑)。

2011年1月15日土曜日

簡易ヤスリ

キットを組めば必ず必要になるのが継ぎ目を埋める作業。プラなら瞬間接着剤をパテ代わりにしたりサフェーサーを塗って埋めたり、金属ならハンダを盛ってヤスリでガリガリ!ま、定番です。私もそうです。でも鉄ヤスリの後仕上げのペーパーがけ、どうされてます?指でゴシゴシ?だめですよ、指の腹は丸いですからシャープな角を出したくても丸まったり、平滑な仕上がりが望めません。そこで私が使っている簡易ヤスリの作り方を教えます。

用意するもの
両面テープ(幅15mm)、10mm×10mmヒノキ棒(東急ハンズで購入)、タミヤ・フィニッシュペーパー(番手はお好みのもので。作例は400番)、カッター、定規、ペン(先端0.05mm)

ヒノキ棒は糸鋸などで長さを46.5mmに切断してください。なぜこんな中途半端な寸法か?下で説明します。
ほら、フィニッシュペーパーの幅が93mm、ちょうど半分なんです。このサイズですと使いやすいんです。


半分の位置にケガいて…


ズバッ!と容赦なく切る!切ったのがコレ↓



 角材に両面テープを貼ります。角材のい1辺は10mm、テープの幅は15mm、三面に貼るようにします。一面だけ貼らないのは、L状の物の隅っこなどを磨くときはペーパーのエッジの部分を使う為です。
テープを切って…


 くるくる巻いて…(でも巻くときは角はしっかり出しましょう)





 ズバッ!!と切ったら…
 出来上がり!
こんな風に使います。ほら、アングルにあたる部分の角なんか磨きやすくみえるでしょ?



使い勝手のよさは文章では説明できないんです。なので!騙されたと思って試してみてください!長年作業で使ってるので、このことが使いやすさの一番の証明になるかと。経済的にも無駄なく使えますからお得ですよ!あ、でも切っていくうちにフィニッシュペーパーにちよっと余りが出ます。まぁそんなんは余った角材に貼って小さな簡易ヤスリにでもしてください。

2011年1月5日水曜日

あけましておめでとうございます。

早速ですが今年最初の製作記事をアップします。ステンレスの電車を簡単にカッコよくみせる方法です。
究極を目指した205系のように多層に塗らなくても、ガイアカラーのダークとライトを1:1で割ったモノのを吹くだけでかなり変わります。「へ?」と思われるでしょうが、コレ、結構効果があるんです。画像はホビーメイトオカ製の南海2000。前面には普通の銀を吹き、車体には割ったガイアを吹いただけなんです。画像の光線状態ではちょっとわかりづらいですが、光の具合によってはコントラストがはっきりします。実物も撮影時の光線状態によってはコントラストが変わりますから実物と同じ様になってるわけです。FRPの前面とステンレスの車体の色の違いを表現するだけで1ランク上の仕上がりになりますよ。もし余力があるならさらに乗務員ドアとドア縁にダークステンレスと黒を混ぜた物を吹いたらさらによくなるでしょう。そして幌枠は洋白無塗装のまま塗装後に接着して、最後に表面保護として車体全体にクリヤーをかけると!
前面の普通の銀とガイアカラーの車体と洋白地肌の幌枠の組み合わせでカッコいいステンレスカーの完成です!是非ともお試しを。ちなみにこの仕上げはウチで製作するステンレスカーの標準仕上げです。多層塗装ではないのでアクラスの205系も材料さえご用意いただければ先頭25000円〜、中間20000円〜で製作可能です。

元旦から塗装をしているわけですが、寒さで乾きが悪いですね。2月いっぱい〜3月上旬までは塗装場では我慢会が続きますが、アマチュアの方は暖かい部屋で組み立てを楽しまれるとよいでしょう。そんなわけでここしばらくは組み立ての小技もアップしていくつもりです。
本年もよろしくお願いします。