2011年1月16日日曜日

ゴム系接着剤

鉄道模型の仕上げには欠かせないゴム系接着材。ほとんどの方が使われて、ほとんどの方が「ええ~い!納豆やあるまいし、糸引いてうっとおしい~!!」という思いをされたでしょう。いや、されてるでしょう。そこで今回は糸を引かないゴム系ボンドの作り方をご紹介します。

用意するもの
ゴム系ボンド(画像の物は一番でかいやつですが、これは私が使う量がハンパやないんででかいだけです。アマチュアの方は使い切る前に固まったりする可能性大なので、普通サイズにしましょう) 、ラッカーうすめ液(!重要!マッハカラーや、画像のロックペイントなどのラッカーうすめ液を使ってください。クレオスやアサヒペンは不可です。ボンドが溶けません。マッハカラーが入手しにくい場合は、塗料屋さんでロックペイントのラッカーうすめ液の500mlをかってください。画像は1Lですが、このサイズぐらいなら特に問題なく売ってもらえるはずです。)、小瓶(東急ハンズで販売してるものでかまいません。画像のものはフラックスの入っていた50mlビンですが、似たようなものがあるはずなです) 、画像にはありませんがスポイト、竹串。
さて製作開始です。ビンにボンドを入れます。
2/3ぐらい入れます。
シンナーはスポイトでいれましょう。口から移すと「ドバッ!」と出てえらいことになります。

接着剤2に対してシンナーは1の割合が目安なんですが、薄め過ぎると接着剤としての効果が弱まりますし、濃すぎると糸を引く、微妙な調整は体験してもらわないとわからないでしょう。

竹串で混ぜて理想の濃度にもっていきます。使ってるうちにシンナーの成分が飛んでいく訳ですが、そうなるとまたこの作業をして薄めて調整していくわけです。

このビンの底についてるのはHOのパンタの箱のふたです。転倒防止のゴム系でつけてあります。廃物利用ですが、ビンはこうすれば安心してつかえますよ。別にふたでなくてもなにか適当な板で構いませんからお試しください。しかし画像で改めてみるとボロボロで汚いなぁ…。

さあ、実際使ってみましょう。GM製の床下機器を付けてみます。
シンナーで薄めてありますからちょっと多い目に塗るのがコツです。

上が塗り立て、したは少し時間の経過したものです。シンナー成分が飛べば普通のボンドです。
塗り立てはベトベトだったボンドもほら、糸を引く普通のゴム系にもどります。

あとは床板に貼るだけです。このボンド、最初は戸惑うかもしれませんが、慣れれば結構使えますよ!私はここ10窓年使ってます。ガラスもこのボンドで貼ってますが、今のところ外れたとかのトラブルはありません。もっとも10年前の車両がこれから外れるとすれば、それは接着剤の経年劣化でしょうね。これだけは神様でないとどうにもできない現象です。このボンドで付けたクーラーを外したところ、屋根の塗料ごと取れたぐらいの強度があります。最初はテストしながらになりますが、慣れるとあのうっとおしい糸引きから解放されますよ!

ちなみにこの薄める方法の発見、ボンドのキャップの部分がベタベタになったのでたまたまラッカーシンナーで拭いたのがきっかけです。きれいにとれたのでふち思い塗料皿で試したところ、たまたまうまくいっただけのこと。発見ていうのは色んな所にあるものです。もっともあとで模型誌のバックナンバーを読んでいたら同じことされてる方が何人かおられました(笑)。

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