2010年12月29日水曜日

エアブラシで銀を塗装した後に…

年末ともなると納期に「年内」と言う言葉が増えてきます。普段なら来月頭の週末とか言えるのですが、12月はなぜか来月ではなく来年となるんでなんか遠い気がするのか「年内」と言うか「月末まで」の納めが増えてきます。明日で仕事納めにしたいんですが、来年頭に納品する模型があるんで31日までやってるんでしょうね〜。
さて、先ほどまでガイアカラーを吹いて気づいたのですがみなさん吹いた後のエアブラシ、どうやって洗ってます?アマチュアの頃からの嫌な塗料に黄色と銀があります。黄色は発色しないし、銀は発色はいいけど洗うのが大変。で、よく「銀専用エアブラシ」とか言われる方がおられるんですがそんなんもったいないし無駄無駄!洗えば大丈夫!てなわけでプロの小技です。銀は粒子が残って大変ですが、ガイアは粒子がさらに細かいので最低でも5回はうがいさせてます。それでも完璧やないんですね。画像のようにピカピカに見えても微かに残ってるもんです。そこで!私は銀を吹いて洗浄した後にはシールプライマーを吹くようにしてます。車体でも床板でもなんでもいいんです。プライマーと共に微かに残った粒子も出してしまいましょう!「え?そんなんしても剥がれたりせぇへんの?塗膜大丈夫?」と思われる方もいるでしょう。大丈夫です。一通り洗浄してるんですからプライマー塗った車体を見てもメタリックなんかにはなってませんよ。今まで剥がれた経験は一回もありません。でもプライマーを吹く物がなかったら?何か下塗りにグレー吹いたり白を吹いたりするもの
を工程に組み込めばいいわけです。でもアマチュアの人はプロとは違い次々と塗るものはないですよね。それにシールプライマーの吹き付けは金属車両のみですから、アクラスの205系などプラをやってる時なんかはどうしようもない。そんな時は少し勿体ないですが適当な色を入れて吹きましょう。以前何かを塗装した時にもう使わないけどちょっと残ってしまった塗料、ありませんか?シンナーで希釈してるからタッチアップにも使えない。そんな塗料を入れて塗装ブースや外に向けて吹いてください。後は普通に洗うだけ。あの中々消えない銀の粒子がきれいになくなります。これなら安心してクリヤーも吹けますね。
極寒の塗装場から、ふと気づいた小技でした。